京都の秋 音楽祭
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
● 2006年11月25日(土)17:00 @京都コンサートホール 大ホール
[指揮]マリス・ヤンソンス
[曲目]
 ドヴォルザーク交響曲第9番 ホ短調新世界より
 ストラヴィンスキーバレエ音楽春の祭典
[アンコール]
 ブラームスハンガリー舞曲第6番ニ長調
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第15番ハ長調「コロ」Op.72-7

昨日のシュターツカペレ・ドレスデンに続き、今日もコンセルトヘボウの美演が聴けた。
さすがオランダの至宝、音色、技術、瞬発力、まとまり、どれをとってもピカイチだ。
初めてまともな春祭が生で聴けた。
でも、あまり感動はしなかった。
感心はしたが、それ以上ではない。
昨日のチョン・ミョンフンの指揮でも感じたけれど、オケの味というか色があまり感じられなかった。
指揮者のカラーが前面に出過ぎるのか、何か物足りない。
オケは超一流で超名演には違いないのだ。
何が足りないのだろう。
今週の月曜に聴いたブダペスト・フィルの新世界やハンガリー舞曲のほうが聴いていて楽しかった。
ブダペスト・フィルはコンセルトヘボウに比せば、一流止まりの演奏だったかも知れない。
けれど、ハンガリーの匂いブダペストの匂い、東欧の香りがぷんぷんしていた。
物足りないと思うのはドイツの匂い、オランダの匂いが無いからか…。
やはり、指揮が大味なのであろうか。
表面的には美しく、完璧なのに…。
それとも、来日一回目の演奏会ということで流されたのか?
まっ、そんなことはないと思うけど。