■
富士通コンサートシリーズ
ウィーン交響楽団 @ザ・シンフォニーホール
■指揮:ファビオ・ルイジ
■ヴァイオリン:五嶋 龍
■管弦楽:ウィーン交響楽団【演奏曲目】
ブラームス:大学祝典序曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:五嶋 龍)
ベートーヴェン:交響曲第7番
【アンコール】
ナタン・ミルスタイン:パガニーニアーナ(ヴァイオリン独奏のための変奏曲)
ヨハン・シュトラウス2世:ピツィカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世:雷鳴と稲妻
■
- 作者: 新井紀子,上野健爾・新井紀子
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2009/09/07
- メディア: 単行本
- 購入: 152人 クリック: 5,019回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
この本に書いてあることに気付くのに僕は10年掛かってしまった。
数学にも英語のように単語があり文法がある。
日本語からの数訳、数式の和訳、この感覚を知っているか知らないかは大きい。
学校では意図的にか無意図的にかなぜか教えていない。
数学ができる人ってのは自分で身に付けてしまうんだろうけど普通の人はなかなかねぇ。
この本にもっと早く出会っていれば数学の悲しみをもっと早く克服できていたと思う。
高校生の副読本に良いよ、きっと。
■
- 作者: ダニエル・ペナック,水林章
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2009/11/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
タイトルが素晴らしい。
学校には様々な悲しみがある。
著者の悲しみは劣等生が持つものだが、劣等生でなくとも悲しみはあるものだ。
僕の悲しみは数学の悲しみ・封建的な教育に対する悲しみなどなど…
劣等生だった著者は国語の教師になった。
そして、劣等生に文法を教え、名文を暗誦させ国語力を磨き自信を回復させる。
劣等生だった子ども時代のことや教師になり出会った劣等生たちのこと、著者の愛情や真摯さがとても印象的だ。
劣等生が劣等生になってしまうのは本人の責任ではない。
親や教師がぐるになって手を打たず放置。
無作為の作為ってやつだ。
著者のような熱心な教師に出会えた子どもはとても幸福だ。
世の中こんな教師ばかりでないから悲しみが無くならない。