■
婚約者の親との顔合わせに鹿児島から両親が来たのでついでに京都観光に行く。
父親は人生初の京都。
大阪にはよく来ているらしいが京都には行っていないとのこと。
ならばということで京都の定番スポットを周る。
一日でこれだけの場所を行くのはなかなかだと思ったがタクシーを使うと意外に楽。
親が同伴というのはいつもの貧乏観光とは違いお金の心配がいらず良い。
今回はラッキーなことが続いた。
まずは知恩院での除夜の鐘撞きリハーサル。
行く年来る年のリハーサルとかで巨大な鐘を僧侶二十人がかりで撞いていた。
偶然のタイミングで一足早い煩悩払いができとても得した。
お次は金閣寺。
伺った時間がちょうど西日が金閣を正面から照らす時間で、いつもの金閣がさらに金ピカに輝き極楽のよう。
最後は西本願寺。
最近きれいになった御影堂でのお経。
本願寺が石山にあった頃から続いている読経を聴くことができた。
良い一日だ。
また父を連れてこなくては。
■
- 作者: 半藤一利
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 125回
- この商品を含むブログ (109件) を見る
- 作者: 半藤一利
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (74件) を見る
この本から学んだこと。
・戦前の軍隊の幹部はデタラメだったこと。
・シビリアンコントロールはやっぱ大事であること。
・戦前も戦後もアメリカはしたたかであること。
■
大阪フィルハーモニー交響楽団《スペシャルライブ》下野竜也×平野公崇
2009年12月18日(金)19:00開演(18:00開場)
ザ・シンフォニーホール
指 揮:下野 竜也
独 奏:平野 公崇(サクソフォン)
監 修:丸谷 明夫(大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部)
曲 目:
J.F.ワーグナー/行進曲「双頭の鷲の旗の下に」作品159
アーノルド/管弦楽組曲「第6の幸福をもたらす宿」
グラズノフ/サクソフォン協奏曲 変ホ長調 作品109
アンコール:ラフマニノフ/ヴォカリーズ
A.リード(中原達彦編曲)/エル・カミーノ・レアル(管弦楽版)
シベリウス/アンダンテ・フェスティーヴォ
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」第2組曲
アンコール:ホルスト/吹奏楽のための組曲第1番変ホ長調第3曲マーチ
下野竜也さんの指揮、平野公崇さんのサックスとなれば行かずにはおれないということで仕事を早々に切り上げホールへ向かう。
平野さんは自分がサックス吹きだったこと、同じ姓ということで以前から注目しており在京の頃より一度は演奏を聴きたいと思っていた。
今回のプログラムは、オリジナルが吹奏楽曲だったり、オーケストラ曲でも吹奏楽でよく演奏される曲だったりといつもの演奏会とは趣が異なる。
そのため、高校生がたくさん来ていた。
最近TVでもよく見かける丸谷先生が司会進行役で下野さんや平野さんとトークもする。
大阪のおっちゃんな丸谷先生と冗談好きの下野さんに挟まれた大人しい平野さんという構図が面白い。
平野さんは協奏曲だけでなく、リードやホルストの演奏にも参加されていた。
ホルストの第1組曲は高校のときに演奏したのでとても懐かしかった。
やっぱプロはうまいね。
注目のグラズノフの協奏曲は、クラシックでサックスが活躍する曲が少ないなか唯一サックスが目立つ曲であり、高校の頃、須川展也のCDをよく聴いていた思い出の曲だ。
その曲の実演を目の当たりにでき積年の思いがやっと果たせた。
(あとはブルックナーの第九とマーラーの第八の実演に触れられたらもう思い残すことは無い。)
CDでは感じなかったが、実演を観ると演奏するには相当の力量が必要な難曲だ。
それをダイナミックかつ繊細に吹きこなす平野さんはさすが。
下野さんの指揮する弦楽器のみの大フィルと平野さんの協演を観れていい年の暮れだ。
楽屋口で下野さん平野さんにサインを頂いた。
お二人ともファンを大切にする紳士的な方たちだった。
■
芸術文化センター管弦楽団第29回定期演奏会(土曜公演)
日 時 2009年11月21日(土)
開 演 15:00 (開 場 14:15)
会 場 芸術文化センター KOBELCO大ホール
指揮:下野 竜也
ヴァイオリン:ニコラ・ベネデッティ
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
■プログラム
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品82
(アンコール バッハ:サラバンド)
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
久々にコンサートへ。
下野氏のブルックナー目当て。
氏の指揮による大フィルのブルックナー0番を聞いて以来、私は氏のファンである。
同じ鹿児島出身ということもあり勝手に親近感を感じてもいる。
氏の端正な指揮は演奏はもちろんのこと観ていても心地好い。
本日の演奏でもその姿は変わらずこの若々しいオケをしっかりと統率し、実力以上の演奏を引き出していた。
見事な演奏であった。
学生時分、朝比奈隆指揮による都響のブルックナー7番を聴いたが、下野氏の演奏も師に負けず劣らず、懐深く雄大な演奏であった。
オケのレベルがもっと高ければより荘厳な大伽藍を思わせる演奏になっていたに違いない。
いつの日かシュターツカペレ・ドレスデンやバンベルク響のようなオケで下野氏の演奏を聞いてみたいものだ。