次の町まで、きみはどんな歌をうたうの? (河出文庫)

次の町まで、きみはどんな歌をうたうの? (河出文庫)

先月は、知人の恋愛の悩みを聞くことが多かった。
彼女が話す内容や話し方は昔の自分に似ていて嫌いだ。
自分もこんな感じだったなと思いながら話を聴き続けるのだが、これといったアドバイスもできずに退屈になる。
以前は彼女のことをもっと好いていたはずなのに、嫌いになりつつある。
自分と似ているから…
イヤだな


この本に出てくる小林は私がもっとも嫌うタイプだ。
読みながら何度もムカッときた。
小説にムカッとしても仕様がないのだが。


二つ目の短編に出てくる眠り続ける学生、描き方がステキだ。
脱力感がいい。