指揮 ワレリー・ゲルギエフ
管弦楽 マリインスキー歌劇場管弦楽団
・会 場 芸術文化センター 大ホール
・開 演 14:00
■プログラム
ワーグナー:「ラインの黄金」よりワルハラへの神々の入城
ワーグナー:「ワルキューレ」よりワルキューレの騎行、魔の炎の音楽
ワーグナー:「ジークフリート」より森のささやき
マーラー交響曲第5番

今年2度目の西宮詣で。
初のゲルギエフにして初のマラ5。
会場は満席。
ゲルギエフの人気なのか芸術文化センターが人気なのか。
世界的人気のカリスマ指揮者ゲルギエフと手兵のマリインスキー歌劇場管弦楽団のコンビによるマーラー、どんなに激しくてうるさい演奏が聞けるのかと思いきやいたって真っ当な演奏。
弦の響きや音色にはそんなに頓着している様子はないけれど奇をてらわない自然なマーラーの音楽が流れていく。
マーラーの5番は美しかったのだ。今まで気づかなかった。


ゲルギエフ氏はちゃんと指揮のできる人だ。
熱いとか情熱的とかの触れ込みだけで中身のない演奏って多いから。
このレベルの演奏が日本のオケで日常的に聞けたら言うことないんだけどなぁ。超名演でなくていいから。


帰り道、ゲルギエフとマリインスキー歌劇場管弦楽団の関係ってスクロバチェフスキとザールブリュッケン放送響の関係と似ているなと思う。
オケは普通だけど指揮者の人気と実力でもってるって感じ。