川村記念美術館
ゲルハルト・リヒター  ― 絵画の彼方へ ―
2005年11月3日(木・祝)−2006年1月22日(日)

サークルの後輩の西荻窪のアパートに一泊し朝千葉へ向かう。
西荻から最寄り駅の佐倉まで2時間近くかかってしまった。
遠い。
さらに駅からバスで20分。
なんて遠い美術館だと呆れながら館内へ。
この美術館ルノワールが多いね。
まっそんなことはどうでもよく、本題のリヒターの展示室へ。
いやあ、やっぱリヒターかっこいい。質感といいダイナミックさといい、彼の出身地ドレスデンのオケ、スターツカペレ・ドレスデンの響を彷彿とさせる作品ばかり。
響に一点の粗さもなく丹念に磨き上げられた屋久杉のような大木を思わせる暖かくて艶のある滑らかさ、それでいて重厚で奥深さもある。
そんな響がリヒターの作品からは聞こえてきた。夏にドイツに行ったときにも彼の作品を何点か見たけれど、改めてまとめて見直したおかげで彼への理解がさらに深まった。


と、充実した鑑賞であったけれどお昼を友人と約束していたため滞在一時間ほどで駅に向かう。
しかし、連絡バスが一時間に一本。
泣く泣く美術館前をたまたま通りかかったタクシーで駅へ。
痛い出費。
それに千葉は強風が吹いててスゲー寒かった。
東京も寒かったけれどもっと寒い。
そんなこんなで今度は一時間半かけて早稲田大学へ。
浪人のときに知り合った友人と後輩を交えて昼食。
その後、政経のM2の友人と後輩とお茶。
それから、いつも家に泊まらしてもらっている友人とワセダヤで晩飯。
これは僕の奢り。
そして、小さな出版社で編集者をしている友人と馬場で飲む。
結局この日は計4人の友人をはしご。
ちょいハード。