イシハラ リリック アンサンブル Xmas コンサート
12月8日(木) 開演7:00pm 
出演者 ヴァイオリン: 堀 正文・景山誠治・漆原啓子漆原朝子・小林美恵・伊藤亮太郎・中島慎子・瀬崎明日香 ヴィオラ: 中竹英昭・大野かおる チェロ:上村 昇・池村佳子 コントラバス:吉田 秀 チェンバロ:森島英子
プログラム
● ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「調和の霊感」op.3 より 
III ト長調(solo 瀬崎明日香)VI イ短調(solo 中島慎子)IX ニ長調(solo 伊藤亮太郎)XII ホ長調(solo 漆原啓子
● ヴィヴァルディ:四季 ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」第1集 op.8 より
I ホ長調 春(solo 堀 正文)II ト短調 夏(solo 小林美恵)III ヘ長調 秋(solo 漆原朝子)IV ヘ短調 冬(solo 景山誠治)  
アンコール
モーツァルトアイネ・クライネ・ナハトムジーク 第一楽章   

堀正文を筆頭に文字通り日本の第一線で活躍する音楽家ばかりの豪華で贅沢なアンサンブル。それが大阪の小さなホールで10年以上も前から活動していたことを最近まで知らなかったとは、クラシックファンとして我ながら恥ずかしい。といっても10年前僕はまだ中学生。鹿児島の田舎暮らしでクラシック音楽に目覚める前のことだから仕方がないか。演奏のほうはとても密度が濃く、こんな演奏に年に何回出会えるだろうと思わせる幸せなものだった。また、8名のヴァイオリニストのソロを聞くことができ1度で8度おいしい演奏会でもあった。特に夏のソロをした小林美恵のヴァイオリンは僕の理想の音色と響だった。やっと好きだと思えるヴァイオリニストに出会えた。彼女の名前は以前から知っていたがやはり生で聞かなければ分からないものだ。また、一口にヴァイオリンといってもいろんな音色や個性があり、力量の差も如実に現れるので演奏者には比較されるという意味で恐ろしいプログラムであったかもしれない。また聞きに来たいアンサンブルだ。