「火曜日のシュウイチ」
演者/坂口修一
スペシャルアドバイザー/サシマユタカ
@in→dependent theatre 1st 

「身体からいろんなモノを出す男」(構成・演出/ウォーリー木下)

そこは舞台の袖。
僕(坂口シュウイチ)はなにひとつ準備はできていない。
本番が始まる開演ベルの音が鳴り響く。
台詞も覚えてないし、共演者と顔合わせもしていない。
悪夢だ。そうだ、これは夢なんだ。
昔から何度となく見てきた夢だ。本番前に必ず見る夢。
役者なんてろくな商売じゃないぜ。
あ、幕が開いた!観客の拍手。え、夢にしては、お客さん、リアルすぎません?
彼はこのピンチをどう乗り越えるのか?
台詞がなければ踊ればいい。
小道具がなければ、体の中から出せばいい。
観客の皆さんにとって、素敵な夢になればいい。