日 時 2006年1月8日(日)
開 演 19:00
会 場 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
指揮 レイフ・セゲルスタム
管弦楽 読売日本交響楽団
■プログラム
ムソルグスキー組曲展覧会の絵
ドヴォルザーク交響曲第9番新世界より」op.95
●アンコール曲
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 第2集 op.72-2

新年最初のコンサート。
読響は東京で何度か聞いたことがあり、金管がとてもよく鳴るオケという印象を覚えていた。
そのため、昨年聞いた「展覧会の絵」がだめだめだったので鬱憤を晴らすために今度こそはと兵庫県立芸術文化センター大ホールに初参上。
席は3階席中央の一番前。
大ホールは写真で見たイメージよりも縦に長くどこの席で聞いても遜色のない響きが聞けそう。
残響も程よく読響の鳴りもうるさくならなくてとてもいい。


演奏のほうは以前の直感が大当たり。
展覧会の絵の冒頭のトランペットからもうよく抜けた響きで管全体が鳴るときにゃ、おおこれぞオケを生で聞く醍醐味と言わせんばかりの音の大伽藍が目の前に現れる。
弦も管の響きのよさに鍛えられたか日本のオケには珍しくとてもよく鳴っている。
アメリカのシカゴ響やボストン響の響きに似て明るい響きだ。
こういうオケは展覧会の絵や新世界など管が前面に出る曲との相性はとてもよい。
マーラーを演奏しても抜群だと思う。
プログラム後半の「新世界」も管はもちろんのこと弦も繊細な音色・響きを出し最後まで楽しく聞くことができた。
巨人というよりそのまま熊さんという形容の似合うセゲルスタム氏は東京ではマラ2やシベリウスも指揮するそうでそれもいい演奏会になりそうだ。